カフェのメニュー開発にChatGPTを使ったら、原価率が8%改善した話
カフェのメニュー開発にAIを使おうと思ったきっかけ
東京・下北沢でカフェを経営して7年になります。毎年季節ごとに新メニューを開発しているのですが、原価計算と価格設定に毎回悩んでいました。「このメニューは原価率が高すぎる」「でもお客様に喜ばれているから外せない」というジレンマを繰り返していたのです。
昨年の秋、友人のカフェオーナーから「ChatGPTでメニュー開発してみた」という話を聞き、半信半疑で試してみました。結果として、原価率が8%改善(38% → 30%)し、お客様の満足度も上がるという予想外の成果が出ました。
具体的な使い方:原価計算から始める
まず、ChatGPTに以下のプロンプトを入力しました:
「カフェのメニュー開発を手伝ってください。以下の食材コストと目標原価率(30%以下)を踏まえて、秋の新メニュー5品を提案してください。食材:さつまいも(100g/80円)、栗(100g/200円)、かぼちゃ(100g/50円)、生クリーム(100ml/150円)、コーヒー豆(10g/80円)」
ChatGPTは5品のメニュー案を提案し、それぞれの概算原価率も計算してくれました。私が思いつかなかった「さつまいもラテ」というアイデアも含まれており、試作してみると大好評でした。
価格設定の最適化
原価計算だけでなく、価格設定にもAIを活用しました。「近隣の競合カフェの価格帯(800〜1,200円)を考慮しつつ、原価率30%以下で利益が最大化できる価格を提案してください」と入力すると、各メニューの推奨価格と予想利益率を一覧で出してくれました。
メニュー説明文の自動生成
新メニューのPOP用説明文もAIで作成しました。「さつまいもラテ」の説明文を5パターン生成してもらい、最もお客様の心に響きそうなものを選択。「国産さつまいもの自然な甘みと、濃厚なエスプレッソが絶妙にマッチ。秋の午後にほっと一息つける一杯です。」という文章は、スタッフ全員が「これがいい!」と即決でした。
8%改善の内訳と今後の展開
原価率が38%から30%に改善した主な要因は以下の3点です:
- 原価率の高いメニューを廃止し、AI提案の新メニューに置き換えた(3品)
- 食材の組み合わせを最適化し、廃棄ロスを削減した
- 価格設定を見直し、適正価格に引き上げた(お客様の反応は良好)
月商が変わらなくても、原価率が8%改善すると利益額は大きく変わります。現在は仕入れ交渉にもAIを活用し、「この食材の代替品で原価を下げる方法」を相談しています。AIは「経営コンサルタント」として、毎日活用しています。