金融業でのAI活用:融資審査の事前ヒアリングをChatGPTで自動化した事例

金融業でのAI活用:融資審査の事前ヒアリングをChatGPTで自動化した事例
シェア:

地方銀行の融資審査部門でのAI活用

地方銀行の融資審査部門に勤めています。中小企業からの融資申請を審査する際、事前ヒアリングシートの作成と整理に多くの時間を費やしていました。申請企業の業種・規模・資金使途によって聞くべき項目が異なるため、毎回ゼロから作成していたのです。

ChatGPTを使って事前ヒアリングを自動化したところ、審査担当者の準備時間が1件あたり45分から15分に短縮されました。

具体的な活用方法

融資申請の概要(業種、申請金額、資金使途)を入力すると、その案件に適したヒアリング項目リストを自動生成します。

以下の融資申請案件について、審査担当者が事前ヒアリングで確認すべき項目を20個リストアップしてください。 業種:飲食業(ラーメン店) 申請金額:500万円 資金使途:厨房設備の更新 従業員数:5名 業歴:3年

このプロンプトで生成されたリストは、担当者が「なるほど、この視点は抜けていた」と感じる質問も含まれており、ヒアリングの質が向上しました。

審査レポートの下書き作成

ヒアリング後の審査レポート作成にもAIを活用しています。ヒアリング内容のメモを入力すると、審査レポートの下書きを生成。担当者は内容を確認・修正するだけでよくなり、作業時間が大幅に削減されました。

コンプライアンスへの配慮

金融機関でのAI活用において最も重要なのがコンプライアンスです。弊行では以下のルールを設けています:①顧客の個人情報・法人情報は入力しない(匿名化して使用)②AI出力は必ず担当者が確認・修正する③最終判断は人間が行う。これらを徹底することで、コンプライアンス部門の承認を得た上で活用しています。

シェア: